最近、世間ではインプラントさえすればＯＫだと思っている人が多いようです。インプラントは歯科治療の手段の１つです。
インプラントをする目的は、失った自分の歯を昔、歯があった状態に戻すことです（より良い状態で）。自分自身の歯と同じように噛めるようにするためには、正確に診断し、インプラントを慎重に入れ、しっかり噛み合せを合わせることは当然です。また、インプラント後はメンテナンスもしっかりやっていかなくてはなりません。
正しいメンテナンスはインプラントを一生長持ちさせる秘訣です。
また、インプラントをすれば、入れ歯などに比べて噛む力が増加するのは確かです。いままで、豆腐のような食物しか食べられなかった方も、ステーキやアワビなどを食べることができます。なんでも食べることができる結果、体全体から若さがみなぎってきます。
最後に、インプラント治療は、基本である虫歯や神経の治療、歯周病の治療、予防や矯正歯科、審美歯科などの総合的歯科医療が達成できてこそ、はじめて意味のある治療になると思います。まずは、あなたのお口の健康状態の把握が治療の第一歩となるでしょう。